先日椅子用の材を分けてもらいに佐藤製材さんへ行きました。日田駅から程近いところにあるこちらの製材所はこの地方の在来種である材、ヤブクグリを主に扱っていらっしゃいます。表に積んである丸太はどれも50年生以上の立派なものばかり。こちらに来るとまずその迫力に圧倒されます。
そして来る度に感動してしまうのですが、こちらの事務所では50年前に佐藤さんのお父さんの代で製材業を始めた当時のものが現役で大切に使われているのです。建物はもちろん、机や状差しなどの備品もしかり。昭和にタイムスリップしたような懐かしい雰囲気はついつい長居したくなるような心地よさがあり、実際、来た人の多くが製材所らしい製材所だと喜んでゆっくりしていくのだそう。私たちも杉の話になると止まらなくなってしまう佐藤さんとのお話も楽しくて、いつもお邪魔してしまってます。
|
 |
  
ヤブクグリをふんだんに使った事務所。建った当初の白黒写真が事務所の壁に飾られているのですが、本当にそのまんまなので感心してしまいます。やはり古くなった木造建築は風格があっていいですね。
右の状差しと札もお父さんが作られたそう。日本休業?いえ、本日ですね。右から左へ書いていた時代のものに歴史を感じます。
|
  
この机類も全部大工さんに作ってもらったもの。
左端の机は出し入れの激しい真ん中の引き出しの底が磨り減って穴があいてしまったので2年前くらいに補修してもらったとのこと。穴があくほど使い込むなんて・・・素晴らしい!円卓もけやきの一枚板でできていて立派でした。右の写真は薪ストーブとその囲い。この周りでおもちでも焼きながら暖をとれたら幸せだろうな。ストーブの形がモダンでもあって昔の職人さんのセンスに感服です。
ちなみに佐藤さんは温故知新で写した昭和10年ごろ製作の学童椅子を譲ってくださった方です。こちらに伺うとものを大事にする心を自然と教えられます。
|